

ドメイン名は、Webサイトの「住所」にあたる大切な要素です。
たしかに一度取得すると後から変更できませんが、決め方には押さえるべきルールがあり、センスは必要ありません。
この記事では、これからブログやWebサイトを始める初心者の方に向けて、後悔しないドメイン名の決め方を、5つのルール・トップレベルドメインの選び方・ジャンル別の具体例・SEOへの影響まで順番に解説します。

失敗しないための前提知識!ドメイン名とは?

ドメイン名を決める前に、まずドメインそのものの仕組みを押さえておきましょう。
ここを理解しておくと、「独自ドメイン」「共有ドメイン」といった言葉に迷わなくなります。
ドメインとはインターネット上の「住所」
ドメインとは、インターネット上でWebサイトの場所を示す「住所」のようなものです。
たとえば「https://rakkodomain.com/」というURLのうち、「rakkodomain.com」の部分がドメインにあたります。
本来、Webサイトは「192.0.2.1」のような数字の羅列(IPアドレス)で管理されていますが、これでは人が覚えられません。
そこで、数字を人が読める文字に置き換えたものがドメインです。
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「独自ドメイン」と「共有ドメイン」「サブドメイン」の違い
ドメインには、大きく分けて「独自ドメイン」「共有ドメイン」「サブドメイン」の3種類があります。
この記事で決め方を扱うのは、自分だけの好きな文字列を取得できる「独自ドメイン」です。

3つの違いを整理すると、次のようになります。
- 独自ドメイン:自分専用に取得する世界に1つだけのドメイン(例:
example.com)。文字列を自由に決められる。 - 共有ドメイン:無料ブログサービスなどが提供するドメインを、複数のユーザーで共有する形(例:
example.blog-service.com)。サービス名が入る。 - サブドメイン:取得した独自ドメインを目的別に分けたもの(例:
shop.example.com)。1つの独自ドメインから複数作れる。
ブログやWebサイトを長く運用し、SEOやブランディングで有利にしたいなら、独自ドメインが基本の選択肢になります。
独自ドメインと共有ドメインの違いをより詳しく知りたい方は、独自ドメインとは?共有ドメインとの違いとメリットを解説した記事もあわせてご覧ください。
ドメイン名は早い者勝ち!一度取得すると変更できないので注意
ドメイン名は、世界中で同じものを2つ登録できません。
誰かがすでに取得している文字列は、その人が手放さない限り使えない「早い者勝ち」の仕組みです。
また、一度サイトを公開したドメイン名は、後から文字列だけを変更することはできません。
変更したい場合は新しいドメインを取り直し、サイトを引っ越す(移転する)必要があり、それまで積み上げた検索評価やブックマークが引き継がれにくくなります。
「とりあえず」で決めたドメイン名も、後から気軽に変えることはできません。この記事のルールを踏まえて、最初にしっかり決めておきましょう。
絶対に後悔しない!ドメイン名の決め方5つのルール

ここからが本題です。
後悔しないドメイン名を決めるために押さえたいルールは、次の5つに整理できます。


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ブログやホームページの内容がわかる文字にする
ドメイン名には、サイトの内容やテーマが伝わる文字列を入れるのがおすすめです。
訪問者がURLを見ただけで「何のサイトか」を想像でき、覚えてもらいやすくなるためです。
たとえば料理レシピのブログなら、運営者名やブログ名を英語・ローマ字にしたtanaka-recipe.comのように、テーマが伝わる単語を組み合わせます。
逆に、意味のない文字列(a1b2c3.comなど)は覚えにくく、内容も伝わりません。
短くシンプルで覚えやすい文字列にする
ドメイン名は、できるだけ短くシンプルにしましょう。
長い文字列は入力ミスが起きやすく、口頭で伝えるときにも不便だからです。
ドメイン名を構成する各ラベル(ドットで区切られた部分)は、DNSの仕様上63文字以下と定められていますが、実用上は、この上限より短く覚えやすい範囲に収めるのが理想です。
単語を詰め込みすぎず、2〜3語の組み合わせに絞ると、短く意味の通るドメイン名になります。
数字やハイフン(-)の使いすぎに注意する
数字やハイフンは、使いすぎに注意しましょう。
使うこと自体は問題ありませんが、多用すると口頭で伝えにくくなり、入力ミスや覚え間違いの原因になります。
たとえば2020-blog-shop-01.comのように数字とハイフンが混在すると、「ハイフンはどこだったか」「数字は2020か2200か」と混乱を招きます。
単語の区切りを分かりやすくするためにハイフンを1つ入れる程度なら効果的ですが、意味なく増やすのは避けましょう。
デメリットも?日本語ドメインはできるだけ避ける
「田中の料理.com」のような日本語ドメインも取得できますが、初めての1つ目としてはできるだけ避けるのが無難です。
日本語ドメインはURLとして表示・共有されるとき、xn--で始まる英数字の羅列(Punycodeという変換形式)に変換されるためです。
SNSやメールでURLを貼ると意味不明な文字列に見え、かえって覚えにくくなります。
見た目のインパクトはありますが、扱いやすさを優先するなら半角英数字のドメインを選びましょう。
他社の商標権や著作権を侵害しないか確認する
決めたドメイン名が、他社の商標や著作物を侵害していないかを必ず確認しましょう。
有名企業名やブランド名、キャラクター名などを含むドメインは、権利者から使用停止や移転を求められるリスクがあります。
商標については、特許庁が運営する無料の検索サービス「J-PlatPat(特許情報プラットフォーム)」で、その名称がすでに商標登録されていないかを調べられます。
自分で考えたつもりの名前でも、既存の商標と偶然重なることがあります。公開前に一度チェックしておくと安心です。
トップレベルドメイン(種類)の失敗しない選び方

文字列が決まったら、次は「.com」や「.jp」といった末尾部分を選びます。
この末尾を「トップレベルドメイン」と呼びます。
トップレベルドメインとは?
トップレベルドメイン(TLD)とは、example.comの「.com」にあたる、ドメインの一番右の部分です。
用途をイメージさせる「gTLD(分野別トップレベルドメイン)」と、国・地域を表す「ccTLD(国別コードトップレベルドメイン)」に大きく分かれます。
ドメインの種類ごとの違いをさらに詳しく知りたい方は、gTLDとccTLDの違いと選び方を解説した記事で整理しています。
迷ったら王道の「.com」「.net」「.jp」がおすすめ
どれを選ぶか迷ったら、.com・.net・.jpのいずれかを選んでおけば失敗しにくいでしょう。
これらは世界的に広く使われており、見慣れているぶん訪問者に安心感を与えやすいためです。
特に「.com」は、世界で最も登録数の多いトップレベルドメインです。
2025年末時点で、「.com」の登録数は約1億6,100万件にのぼります(参考:Verisign Domain Name Industry Brief(DNIB))。
登録数が多いということは、それだけ多くのサイトで使われ、見慣れられているということです。
用途を問わず使えるので、個人ブログでも企業サイトでも「.com」を選んでおけば無難といえます。


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企業や法人のコーポレートサイトなら信頼性の高い「.co.jp」
日本の企業・法人が運営するコーポレートサイトなら、「.co.jp」が有力な選択肢です。
「.co.jp」は、日本国内で登記された株式会社・合同会社などの法人だけが登録でき、しかも1つの組織につき1つしか取得できないという制度になっているためです(参考:JPRS )。
「登記された法人が運営している」ことがドメインから伝わるため、取引先や顧客からの信頼を得やすくなります。
一方で、個人ブログや副業サイトでは登録要件を満たせないため、その場合は「.com」「.jp」を選びましょう。
【ジャンル別】ドメイン名のアイデアと具体例

ルールが分かっても、いざ自分のサイトとなると手が止まるものです。
ここでは、サイトのジャンル別に、ドメイン名の考え方と具体例を紹介します。

特化ブログ・アフィリエイトサイトのドメイン名の決め方
特定のテーマを扱う特化ブログやアフィリエイトサイトは、サイトのジャンルがわかる単語を含めるのがおすすめです。
訪問者にも検索エンジンにもテーマが伝わりやすく、サイトの内容と一致した覚えやすいドメインになるためです。
たとえばキャンプ用品を紹介するサイトなら、次のような組み合わせが考えられます。
- テーマの単語+内容:
camp-gear.com - テーマ+運営者名:
tanaka-camp.com - テーマ+log/note/labなどの語:
camplog.com
ジャンル名をそのまま入れると、そのサイトが何を扱っているか一目で伝わります。
雑記ブログ・個人のポートフォリオサイトのドメイン名の決め方
ジャンルを1つに絞らない雑記ブログや、自分の実績をまとめるポートフォリオサイトは、運営者の名前・ニックネームを軸にするのがおすすめです。
扱うテーマが変わっても違和感がなく、長く使い続けられるためです。
たとえばニックネームが「hayato」なら、次のような組み合わせが考えられます。
- 名前そのまま:
hayato.com - 名前+blog/diary:
hayato-blog.com - 名前+work/portfolio:
hayato-works.com

希望のドメイン名がすでに取得されていた場合の対処法

考えた文字列が、すでに誰かに取得されているのはよくあることです。
その場合でも、いくつかの対処法で近い形のドメインを取得できます。
別のトップレベルドメインに変更する
まず試したいのが、末尾のトップレベルドメインを変える方法です。
文字列部分は同じでも、末尾が違えば別のドメインとして取得できます。
たとえばexample.comが取得済みでも、example.netやexample.jpなら空いていることがあります。
ただし、既存のexample.comが有名なサイトの場合は、混同やアクセスの取りこぼしが起きやすいため、文字列自体を変える方が安全です。
関連するキーワードやハイフンを追加して工夫する
文字列にもう一工夫加えて、空いている組み合わせを探す方法もあります。
意味を保ちながら差別化でき、テーマも伝わりやすくなるためです。
- 関連キーワードを足す:
camp.com→camp-life.com - ハイフンで区切る:
campgear.com→camp-gear.com - 地域名を足す:
cafe.com→tokyo-cafe.com
また、過去に運営されていたドメインを再利用する「中古ドメイン」を探すという選択肢もあります。
ラッコが運営するドメインマーケットでは、ジャンルや価格などの条件でドメインを絞り込んで探せます。
中古ドメインは過去の運用状況によって評価が分かれます。仕組みやメリット・デメリットは別記事で詳しく解説しているので、検討する場合は特徴を理解してから選びましょう。
ドメイン名の文字列や種類はSEO(検索順位)に影響する?

「ドメイン名でSEOが有利になる」という話を聞いて、気になっている方も多いでしょう。
結論から言うと、トップレベルドメインの種類による有利・不利は基本的にありません。
トップレベルドメインの違いによるSEOの有利・不利はない
「.com」「.net」「.xyz」など、gTLDの種類による検索順位の差はありません。
Googleは公式に、新しいgTLDも従来のgTLD(.comや.orgなど)と同じように扱われ、特定のTLDが検索で有利にも不利にもならないと説明しています(参考:Google 検索セントラル ブログ)。
そのため、SEOのために特別なTLDを選ぶ必要はありません。


ドメイン名にキーワードを含めることのSEO効果について
ドメイン名に検索キーワードを含めても、それだけで検索順位が上がる直接的な効果はほぼないと考えられています。
かつては「完全一致ドメイン」が有利とされた時期もありましたが、現在の検索エンジンはコンテンツの質を重視するためです。
ただし、テーマを表す単語を入れることには、訪問者がURLを見て内容を理解しやすくなる、クリックされやすくなるといった間接的なメリットがあります。
「SEOで順位を上げるため」ではなく「わかりやすさのため」にキーワードを入れる、と考えるとよいでしょう。
独自ドメインの取得方法と手順

ドメイン名が決まったら、いよいよ取得です。
取得方法は大きく2つあり、これから始める状況に合わせて選べます。
【おすすめ】レンタルサーバーのドメイン無料特典を利用する
これからWordPressでブログやサイトを作るなら、レンタルサーバーのドメイン無料特典を使う方法がおすすめです。
多くのレンタルサーバーは、契約すると独自ドメインを無料(取得費無料)で使える特典を用意しており、サーバーとドメインをまとめて管理できるためです。
ドメインとサーバーを別々に契約すると設定が複雑になりがちですが、セットなら初期設定の手間を減らせます。
ラッコサーバーの「かんたんブログスタート」なら、ドメイン取得・SSL設定・WordPress設置をまとめて自動で行えるため、初心者でもつまずきにくいです。
ドメイン取得サービスを利用する
すでにサーバーを持っている場合や、ドメインだけ先に押さえておきたい場合は、ドメイン取得サービスを使います。
希望の文字列とトップレベルドメインを検索し、空いていればそのまま登録できます。
ラッコドメインは、.com・.net・.jpをはじめ幅広い種類のTLDを取り扱っており、WHOIS情報の代理公開も無料で利用できます。
希望のドメインが取れるかどうかは、取得前に検索して確認しておきましょう。
取得先を比較して選びたい方は、独自ドメインのおすすめの選び方を解説した記事もあわせてご覧ください。
ドメイン名の決め方に関するよくある質問(Q&A)

Q. ドメイン名は後から変更できますか?
A. 取得したドメイン名の文字列そのものは、後から変更できません。
変更したい場合は新しいドメインを取り直し、サイトを移転する必要があります。
その際、これまで積み上げた検索評価やブックマークが引き継がれにくいため、最初に慎重に決めておくことが大切です。
Q. 日本語ドメインを選ぶのはアリですか?
A. 取得は可能ですが、最初の1つ目としてはあまりおすすめしません。
日本語ドメインはURL上でxn--から始まる英数字(Punycode)に変換されて表示され、SNSやメールで共有したときに意味が伝わりにくくなるためです。
扱いやすさを優先するなら、半角英数字のドメインを選びましょう。
Q. 1人(1社)で複数のドメインを取得できますか?
A. できます。取得数に上限はなく、費用を払えば複数のドメインを持てます。
ブランド名の類似ドメインをまとめて確保するといった使い方もあります。
ただし、「.co.jp」など一部のドメインは「1組織1つ」の登録制限があるため、種類ごとの要件は確認しておきましょう。
Q. ホスト名の「www」は付けるべきですか?
A. どちらでも問題なく、好みで決めて構いません。
「www.example.com」と「example.com」は、設定次第でどちらでも同じサイトを表示できます。
大切なのは、サイト内でどちらかに表記を統一しておくことです。
まとめ:自分に最適なドメイン名を決めてサイトを開設しよう

ドメイン名は一度取得すると変更できませんが、決め方のルールさえ押さえれば、センスがなくても後悔しない名前を選べます。
- ドメイン名は「早い者勝ち」で世界に1つだけ。後から文字列は変更できない
- 決め方は「内容がわかる」「短くシンプル」を軸に、数字・ハイフン・日本語・商標に注意する
- 末尾は迷ったら「.com」「.net」「.jp」、法人サイトなら「.co.jp」が有力
- gTLDの種類やキーワード含有による直接的なSEO効果はない。覚えやすさで選んでよい
- 希望の文字列が埋まっていたら、別TLD・キーワード追加・中古ドメインで対処する
ドメイン名が決まったら、あとは取得するだけです。
これからブログやサイトを始めるなら、ドメイン取得・SSL・WordPress設置をまとめて自動化できるラッコサーバーの「かんたんブログスタート」を使うと、迷わず最初の一歩を踏み出せます。







